2021-06-04 第204回国会 衆議院 環境委員会 第14号
里地里山の二次的自然環境、生物多様性に対して、農業を慣行農業から有機農業、いわゆる慣行として行われている農業から有機農業に切り替えていくことの意義について説明をしていただけますか。
里地里山の二次的自然環境、生物多様性に対して、農業を慣行農業から有機農業、いわゆる慣行として行われている農業から有機農業に切り替えていくことの意義について説明をしていただけますか。
そういう方々がそれこそスムーズに入ってこれるような形ということになると、ここに有機農地が出た、有機農地というか農地の出し手がいるからということだけじゃなくて、少しまとめた形で、一般の慣行農業のところと有機農業に支障のないような形の団地化を図りながら新規就農を呼び込んでくるとか、そういったような取組も必要ではないかなということを思っております。
この技術の横展開を可能にさせるためには、やはりそこに予算を確保し、慣行農業を行う農家が有機転換するための技術研修をする機会を提供することが重要であると考えます。農家から農家へ伝える方法は世界でも有効性が高いことが知られています。こうした機会の具体化について見解を求めます。
確かに、有機農業を実践されていらっしゃる方にお会いして話をお伺いすると、やはり一〇%から二〇%ぐらい慣行農業と比べると収量は落ちるというふうに言われているにもかかわらず、有機農業を実践されていらっしゃる方々の意識は、やはり環境のことを考え、そして食の安心、安全を第一にしておられるという、やっぱりすごく意識の高い方が頑張っておられるというような現状をしっかりと踏まえていかなければいけないのではないかなというふうに
そこで確認できましたのは、やはり有機JASの認証は慣行農業を推進している地域では得にくいというものでありました。自身が所有される田畑の周りの方々が慣行農業で農薬を散布をすると自分の田畑にも影響が出るということでありました。その点、綾町は町全体が有機農業を推進してきているために、周りに余り気を遣わずに有機農業に取り組めるところがすばらしいと私は思いました。
そこで思ったことは、残念ながら、このグローバルGAPの話をしても、今までの慣行農法をやっている、慣行農業をやっている、今までのやり方をやっている方は、そんなこと言ったって無理だよと言うんです。無理だと言う方には申しわけないけれども、まあ無理だと言うんですから、できると言う人たちを頑張って応援しようということで、ちなみに、この五所川原農林高校の皆さんはお米とリンゴでグローバルGAPを取っています。
この営農支援活動、二階部分では、対象地域で一定のまとまりを持って取り組むというそのまとまりの要件、そして慣行農業から化学肥料、化学合成農薬使用の五割低減という要件をそれぞれクリアしなければならないわけでございます。これが非常にハードルが高い、参入を難しくしているそのポイントだと、こういうふうに聞くわけでございますが、これらの要件はもう少し緩和できないんだろうか。
それからもう一つは、やはり慣行農業の農薬、化学肥料を五割削減という部分、これは代替技術を伴ってきちっと生産をしながらということが重要でありますので、その代替技術、これが現実に存在をしているわけでございますので、この普及指導を進めると、こういったことでこの対象面積の拡大をしていきたいというふうに考えているところでございます。
しかし、それでも生産量は、一ヘクタール当たりは慣行農業と同じ程度に達成しているということ、全然減っていないということですね。そして、農業者の所得も一般公務員よりも高いということはよく言われました。だから、それを誇りを持ってみんなやっているということですね。そして、私たちも見て回っていくときは、この野菜も見掛けも本当に良く、味もすばらしかった。虫にも全然食われてないということ。
だから、どっちかというと、もうだれでも、慣行農業者でも当たり前のように守らなければならないという決まり切ったことが非常に多いですね。そして、これはもちろん法律には裏付けるものでもなくて、通達にしかすぎないんですね。だから、本当に守られているかどうかも自己チェックになっていますから、もうちょっと。
つまり、今までの例えば慣行農業はある意味では環境保全を重視した農業ではなかったはずですね。だから、どのような意味において環境保全型農業でなかったか、あるいはどのような負荷を環境に与えていたか、与えているかということについて中川大臣の見解をお願いしたいと思います。
○ツルネンマルテイ君 これはもちろん、大臣だけではなくて一般の国民の中にもこういう転換を期待している人が多くあるし、そして今の慣行農業はやっぱり環境に対しては負荷を与えているということは大体もうだんだん分かってきたということ。答弁の中には中国の場合はちょっと触れられましたけれども、化学肥料に対して私ははっきり知りませんけれども、農薬に関しては日本は一ヘクタール当たり農薬は世界一多いです。
以前は有機栽培の技術はまだ十分に発達していなかったこともあって、生産量や外形などにおいては慣行農業に劣ったところもありましたが、最近は有機栽培のノウハウの進歩に従って、有機農業に転換する専業農家も増えています。特に米作りでは、自然の循環機能を生かした有機栽培により、優れた成績を上げている農家が増えています。また、消費者の中でも、食の安全性を重んじる機運が高まっていることは事実です。
それから、ヨーロッパの場合で見ても、ヨーロッパでは、新表示制度ができるまでの間、組み換え作物の栽培、流通をいったん停止して、これはモラトリアムというふうに言っていますけれども、停止して、その間に交雑、混入を防いで組み換えではない慣行農業や有機農業に対する影響を防止する対策が検討されていますよね。 それから、ドイツでは汚染者負担の原則も盛り込んだ組み換え作物の栽培規制法が成立しているわけです。
もし、例えばここで私の、これは私の提案ですけれども、そこに試験場ができて、さらにそこに、今利用計画では地域の農家の人たちには例えば六ヘクタールくらいとかを一つの資料では四千五百万円で売るという計画もどこかに書いてありましたけれども、私は今の状況の中では、六ヘクタールを新たに四千五百万円も払ってそこで新しく慣行農業をスタートする人はどのくらいいるかなと。
彼らの、その中には慣行農業から有機農業に転換した人もいるんですね。そのときは、なぜ転換したかという一つのよく聞く話が、やはり自分が農薬の散布で病気になってしまった、だから、これはやっぱり危ないんだからもう農薬を使わない、そして、そこで自分たち、少しずつですけれども苦労しながら農薬を使わないで有機農家になったということですね。こういうのも言えると思いますね。
幾ら、幾ら農薬は安全と言っていても、やはり農薬漬けということ、私たちみんなよく知っていることは、慣行農業で、慣行栽培で行っている農家の中でもよく言われていることは、売る方は農薬を使いますけれども自分たちの食べる分には農薬を一切使わないということもあるんですね。
それで、フィンランドでは一つのヘルシンキ大学と国が経営しているかなり大きな試験場、全く有機農業だけですね、そこでもやっぱり今までの各農家で使われている技術と、どんどん科学的にも新しい技術を、どうやって農薬を使わないで農産物を育てるか、それで本当に立派なものが、慣行農業で育てているものともう全然劣らないというほどの立派なものは、いろんな野菜もそこで育つことができるということは言えますね。
有機の質問がほとんど出尽くしたという感じを持っておりますが、全体の農産物を一〇〇といたしますと、伊藤さんの文書にも出ておりますように、特別栽培農産物が一%、そして有機農産物は〇・一以下、ということは今九九%は慣行農業といいますか、通常の肥料、農薬を使って栽培していると。
○大沢辰美君 もう一度お二人にお聞きしたいんですけれども、有機表示だけでなくて、今までの慣行農業に対して有機農業をどう考えるのか、国の施策として本来的に有機農業をどう位置づけていくかも私は重要なテーマだと思うんです。
○政府委員(三善信二君) 慣行農業水利権につきましては、先生も十分御承知のとおりでございます。非常に権利の内容、実態も複雑でございまして、歴史的に形成された一つの権利でございます。
特にその関係で一番懸念しますのは、慣行水利権の問題、農業用水の問題、これは先ほどの参考人の御意見にも出たのでございますけれども、従来の慣行水利権は、群馬県で利根川の水系だけで千二十二という慣行水利権があって、そうして手続をした水利権が四百五十幾つ、こういう件数になっておりますが、これらの慣行農業水利権などの扱い方が、政令でもって、届け出をしてそれからということになっておりますが、どの程度に保護をされるか
しかるに、実際農業の現実を精査すれば、旧態依然たる慣行農業が多いのでありまして、普通農家と篤農家とは、耕地を隣接して二、三割の生産を異にする事実は、見のがすことが出來ないのであります。